DRY JET |
DJM工法は軟弱地盤中に粉粒体の改良材を供給し、強制的に原位置土と攪拌混合することにより土と改良材を化学的に反応させて、土質性状を安定なものにするとともに強度を高める工法です。改良材は空気流により搬送され、攪拌翼の付け根部から翼の回転によって生じる空隙部に吐出されます。吐出された改良材は攪拌翼の回転に伴って回転軌跡の全面に、均等散布され、さらに原位置土と攪拌混合されます。改良材と分離した空気は攪拌軸に沿って軸と土の間隙から地表に放出されます。 この工法は建設省総合技術開発プロジェクトの「新地盤改良技術の開発」研究のひとつとして、建設省土木研究所施工研究室と(社)日本建設機械化協会建設機械化研究所が中心となって開発され多くの特許により、権利が構成されています。昭和60年7月に科学技術の発展に貢献した業績が認められ、第10回井上春成賞を受賞しています。 |
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噴射攪拌翼の構造略図 |
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